No.13 エヴァ見たよ
結論、とても良かった。好かった。
以下、シンエヴァがなかなかに心を揺さぶってきたということを綴っていこうと思う。
映画が苦手なので、シンエヴァを見に行く予定ではなかった。だから公開当初に、あいりからネタバレをしてもらって満足してた。
あいりだけでは情報が少ないので、ネットも見て、
「シンエヴァは駄作だな」
と決めつけた。そうして本格的に見ない選択をした。
しかし、エヴァを見に行く理由ができた。脳破壊カプがいつでも見れる特典も気になっていたから、見に行ってきた。
見る前は正直めちゃめちゃ舐めてた。もうペロペロよ。キャラメル味のポップコーンもバリボリ食べてた。
途中綾波の田植えシーンから始まり、人のように日常をおくるシーンでは
「でた〜wwこの映画一番の見どころwwワロスww」
と思っていた。それと並行して、
「シンジくん可哀想すぎる!アスカひどい!アスカ嫌い!私はシンジくんの味方だよ!」
とシンジくんに100%感情移入してしまってガチ泣きしていた。なんJ民が呪術廻戦のキャラはみんな自分のことをいじめそうだから嫌いという気持ちがわかった。
しかし、シンジくんがアスカにレーションを無理くり食わされ、立ち直るところからこの気持ちは一変する。
このとき私はシンジくんに感情移入しすぎていたので、
「は、え?何立ち直ってんの?」
裏切られた気持ちになった。
でもシンジくん大好きなので、どんどん村に馴染もうとするシンジくんに心を奪われた。成長してる…(尊)
それで「綾波もひどいよ…シンジくんの前で消えるなんて…」
私はてっきりまた病みシンジくんに逆戻りだと思っていた。でも違った。綾波が消えたことを踏み台にしてなのか、シンジくんは自分の足で戦うことを選んだ。マジか…。大人になったな…シンジ…。
もうキャラメル味のポップコーンのことは忘れていた。
話は急に飛ぶが、NERVの本部を潰しに行くシーン。ミサトさんが大好きになった。
もともとミサトさんは嫌いなキャラでシンジくんのこと考えろやクソ!って思ってた。Qで特に嫌いになった。だのにこんな好きになることある?つてくらい好きになった。
ミサトさんがシンジくんをかばうシーンから涙腺ガハガハだよ。(ごめん、ホントは僕が乗りますって言ってたときから泣いてた)
撃たれたあと治療されてるミサトさんとシンジくんの会話もとても感動した。
「加持リョウジにあってきたよ、すごくいいやつだった…」
「そう…ありがとう」
ガチ泣きだよ。こちとら涙腺堤防決壊中なのにまだ追い打ちかけるかね!?と思った。
ミサトさんの息子といえばエレベーターでのリツコさんとの会話とか、ミサトさんの最後のセリフも、ゲンドウパパとリンクするところがあって悲しい気持ちになった。どうしてこの世界の親子は幸せになれないのか。
ちなみにマリさんも大好きになった。同じくシンエヴァを見る前は大嫌いだったが、今作で印象が変わったにゃ。今作でマリさんを大好きにさせることで、エンドにいい印象をもたせようという目論見が見えた気がするにゃ。
ほんで、ゲンドウパパについての熱い気持ちは、私の心の中で抑えておきたいので、めちゃくちゃ簡潔に言うと
「ユイちゃんと会えて良かったねえ…!!」
はい。良かったです。
他にも脳破壊カプとか、大人シンジくんの声優問題とか言いたいことは色々あるが、ここらでやめておこう。
見る前はペロペロに舐めていたが、逆にベロベロにされた。庵野、見もしないでバカにしてごめん。
シンジくんが成長したなら私もそうしよう。大人になるって"ああいう"ことだと思う。作中で子供の姿のままでいるのはなんか、そういう思いも込められてるのかと思う。見ればわかる。
見てからOne Last Kiss聞くとああ…ってなる。最初に戦う場所がパリなのはそういうことかな。
最後に映画館で見れて本当によかった。ぜひもう一度見たい、そう強く思った。
吹いていった…風の後を
追いかけた 眩しい午後